犬をシャンプーする時、汚れをしっかり落としたい!完璧にやり遂げなきゃ!という思いが強すぎて、ついつい時間をかけてしまいがちです。
犬も飼い主も疲れ果て、ストレスにもなってしまいます。
もう少し肩の力を抜いて、犬も飼い主も楽なシャンプーを目指したいと、いろいろと模索しておりました。
今回は実践してみてよかった方法を紹介します。
犬の負担の軽減と、神経質な自分を少し労る為の方法ですので、実行は自己責任でよろしくお願いします。
ちなみに、うちの犬はコーギー・15歳です。ダブルコートで抜け毛がすごいです。
お湯に浸けて洗う
以前、動物病院で「ぬくりん」の試供品をいただきました。
入浴剤のようにお湯に溶かし、浸かりながら撫で洗いするという商品。
しっかり皮膚までお湯を浸透させてからシャンプーするのが大事なので、お湯に浸かるというのはとても合理的だなと思いました。
実際に使ってみた感想としては、楽だし、犬の負担も軽く、洗い上がりもよかったです。
汚れがひどい場合や、皮膚に不安がある子には、ぬくりんだけでは少し心許ないかな?と思いました。
そんな中、この動画と出会いました。
目からウロコでした。そうか、シャンプーをお湯に溶かせばいいのか…!
シャンプーの濃度はかなり薄くなるので、シャンプー自体の効果を考えるとどうなのかな?とは思いますが、「洗う」目的だけ考えるととても合理的。
犬洗いは、犬をよく濡らしよく泡立てたシャンプーで洗いよく洗い流す、という流れがセオリーですが、この方法も泡立てる以外は同じことじゃないかなと思いました。
実践してみて、洗い上がりも負担的にもとてもよかったので、次回のシャンプーもこの方法でやろうと思っています。
何より今までの方法と比べて犬が圧倒的に楽そうでした。いつもは疲れた表情でドライヤーをあてられていましたが、疲れ切る前に終えることができたという感じです。うちの犬は水が苦手なので、決してハッピーではなさそうでしたが(笑)
以下に手順や使用グッズををまとめてみました。
浸け洗いの手順
上で紹介した動画を参考に、自己流が混ざっています。
量は正直適当です。私は普通にシャンプーする時に使う量を入れています。
お腹、首、背中…と下から順に優しくもみ洗いしていきます。お湯に浸かっていない背中は、手や小さい洗面器などでかけてあげながら洗います。
カーテンを浸け置きした時のように、お湯が黒くなってきます(笑)
吸水力のあるセームタオルがおすすめです。どうしても気温が低い冬は乾きづらいですが、暖かい日や夏場はタオルドライで「湿ってるなー」ぐらいまで持っていけます。
乾かすことについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

やはりすすぎがちゃんと出来ているか気になってしまい、なかなか動画のように手際よく7分とはいかないものの、以前より素早く綺麗に洗えるようになりました。
使用グッズ
バスタブ
人間の浴槽でやってもOKですが、専用のバスタブを使ってもよいです。
犬が余裕を持って入る物なら洗面器でも何でもいいと思います。
底に栓がある物の方が簡単にお湯を抜いたり量を調節したりできるので便利です。
折りたたみできると場所もとらなくていいですね。
↑私が使っている物はこんな感じの桶です。ホームセンターで適当に買いました。折り畳めないので場所を取るのが難点です。
シャンプー・リンス
うちの犬は今まで何度か膿皮症を経験しており、普段からノルバサンシャンプーを使っています。
以前は酢酸クロルヘキシジンシャンプーを使っていましたが、ノルバサンシャンプーの方が洗い上がりがパサつきすぎずふんわり仕上がるので、切り替えました。
香りも控えめでいい感じです。
リンスはこれを使っています。子犬子猫用ですが、高齢犬でも問題ないです。成分も香りも価格も優しく、気に入っています。
タオル・ブラシ
タオルは絶対にセームタオルがおすすめです。とにかく吸水力が段違いです。コーギーでもタオルドライだけで半乾きまでもっていけます!
私はLサイズを使っていますが、絞りづらいので、Mサイズの方が良かったかなと思います。
包み込んで拭けるのでLサイズでも問題ないです。
うちの犬はファーミネーター系を嫌がるので、このスリッカーブラシを使っています。これだとなんとかやらせてくれます。
タオルとブラシはこちらの記事で紹介してますので、よろしければこちらもご覧ください。

まとめ
手抜きのようにも見える方法ですが、個人的には寧ろ無駄がなくなったと感じました。
今までは「ちゃんと毛の下まで水が浸透したかな?」「洗い残しがないように洗えたかな?」と不安になって必要以上に時間をかけてしまっていました。
何より犬が疲れ果ててしまう前に終えることができるのが一番良かったです。
決して適当に洗うわけではなく、適度に楽をしてお世話をすることの大切さを実感しました。
皆さんがもし実践する時は、わんちゃんの様子を見ながら試してみてください。